低弾道「ナックルFK」の衝撃… 元ミラン10番の語り継がれる一撃「なんて美しい」
元オランダ代表MFセードフルが放った無回転FKの動画をミラン公式が公開
イタリアの名門ACミランで受け継がれる「10番」の系譜に日本人のFW本田圭佑(現パチューカ)も名を連ねているが、そのなかで外国籍選手として最多出場記録を保持するのが元オランダ代表MFクラレンス・セードルフだ。そんな偉大な10番が決めた無回転FKの動画をミラン公式インスタグラムが投稿し、反響を呼んでいる。
セードルフはアヤックスでキャリアをスタートさせると、サンプドリアを経てレアル・マドリードに加入。インテルでプレー後、2002-03シーズンからミランに加入した。レアルやインテルで10番を背負った男は当初20番を与えられていたが、2006-07シーズンから10番を着用し、2011-12シーズンまで在籍した。
アヤックスやレアルでも数多くのタイトルを獲得したが、ミラン時代にはセリエA優勝2回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝2回、コッパ・イタリア優勝1回、クラブワールドカップ優勝1回など輝かしいキャリアを誇る。
17日に更新されたミラン公式インスタグラムでは、セードルフの低弾道無回転FKをクローズアップ。動画付きで当時の熱狂ぶりを伝えている。
2011年4月16日、リーグ第33節のミラン対サンプドリア戦(3-0)が本拠地サン・シーロで行われ、0-0で迎えた前半20分に先発のセードルフが強烈な存在感を放つ。ゴールまで約25メートルの位置でFKを獲得。キッカーのセードルフは右足を強振すると、壁の横をすり抜けた低弾道のボールは無回転のまま小刻みに揺れると、GK手前で右方向にすっとぶれてゴール右隅へ突き刺さった。