名将ペップの現役時代に新事実!? 元フランス代表MFが明かすオランダ人選手との確執
プティがバルサ時代のペップとオランダ人選手の食い違いを告白「政治的問題だった」
プレミアリーグ首位を走るマンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督は、今季も抜群の攻撃サッカーを構築し、名将ぶりを発揮している。ただそんなペップにも現役時代、オランダ人選手との確執があったようだ。
ペップの現役時代についてスペイン紙「マルカ」に明かしたのは、元フランス代表MFエヌマエル・プティだ。1998年のフランス・ワールドカップ優勝メンバーで、ボランチとして高い評価を受けた男は、その実力を買われて2000-01シーズンに元オランダ代表FWマルク・オーフェルマルスとともにアーセナルからバルサに加入。しかし、思い描いたチーム事情と違ったようだ。
「ドレッシングルームにはあまりにも多くのライバルがいたんだ。グアルディオラはオランダ人選手と意見が食い違っていた。それはとても政治的問題だったよ」
バルサは当時、ルイス・ファン・ハール監督が率い、オーフェルマルスだけでなくDFフランク・デブール、MFフィリップ・コクー、FWパトリック・クライファートらオランダ代表クラスが次々と加入した。下部組織出身で「ドリームチーム」時代からチームの舵取り役を務めるペップにとっては、思うところがあったのかもしれない。そのなかでプティは出番が少なく、1シーズンでバルサを去った。
「出場30試合以下に終わり、個人的にはクラブのキャリアとして忘れたいシーズンだった。チェルシーに行ったことが大切だったよ」
プティは記事で、こうも語っている。UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で戦うバルサとチェルシーには数々の因縁がある。しかし、それと同時にバルサで絶対的キャプテンだったペップも、現役時代に問題を抱えていたというのは約20年の時を経て明かされた“新たな真実”とも言えよう。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images