「まるでフィギュアスケート」 “ドイツの至宝”がボルシア・ダービーの劣悪ピッチに嘆き
ボルシアMGとのダービーで勝利するも、ゲッツェが苦戦を強いられたピッチ状況を告白
ドルトムントは現地時間18日のリーグ第23節ボルシアMG戦、ドイツ代表FWマルコ・ロイスのゴールで1-0と勝利を飾った。“ガラスの天才”の9カ月ぶりのゴールはドイツ紙で「ワールドクラス」と絶賛されるなど話題となったが、もう一つ注目を集めたのが荒れ果てたピッチだった。圧倒的なテクニックを誇り、“ドイツの至宝”とも言われる男は、平昌五輪でフィーバーを呼んだ“ある競技”に喩えている。
これはピッチなのか。“ボルシア・ダービー”の会場となったボルシア=パルクの芝は緑色ではあったが、そこら中がボコボコで、はげ上がっている箇所まであった。ドイツ紙「ヴェルト」は、「マルコ・ロイスはボルシアのジャガイモ畑の恩恵を授かる」と報じている。
記事によれば、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェは荒れ果てたピッチを嘆いたという。
「まるでフィギュアスケートだったよ」
ドイツの至宝はサッカーではなく、平昌五輪の男子シングルで羽生結弦(ANA)が66年ぶりの連覇を果たしたばかりのフィギュアのようだったと見解を述べている。
前半32分、ロイスは右足で華麗なシュートを決めたが、チームは芝が剥がれた劣悪なピッチ状況に苦しめられた。勝利こそしたが、殊勲のロイスも「我々はとても幸運だった。グラードバッハが今日は上だった」と振り返っている。
好調だったMF香川真司も負傷離脱するなか、アイスリンクのような劣悪な環境で拾った勝ち点3は大きなものと呼べそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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