ロイス復活弾は偶然の産物!? 本人が“ミス”を告白「上手くボールを蹴れなかった」
クロスバーをかすめてネットを揺らす華麗な一撃で約9カ月ぶりのゴールを記録
ドルトムントのドイツ代表FWマルコ・ロイスは、現地時間18日の第23節ボルシアMG戦で約9カ月ぶりのゴールを決めて1-0の勝利に貢献。度重なる故障に苦しんできた“ガラスの天才”は華麗なゴラッソで右膝後十字靭帯断裂からの完全復活を印象付けたが、試合後には“ミスキック”だったことを明かしている。
あまりに鮮やかな一撃だった。
前半32分、ドイツ代表MFアンドレ・シュールレの折り返しをファーサイドで受けたロイスはしっかりトラップすると、右足を振り抜く。強烈なシュートがクロスバーの下側を叩いてゴールに突き刺さり、ロイスは両手を広げて喜びを爆発させた。
一歩も動けなかったボルシアMGのスイス代表GKヤン・ゾマーも試合後、衛星放送「スカイ」のインタビューで「素晴らしいゴールだった」と脱帽するしかなかった。
古巣相手のゴールとなったロイスは、昨年5月のDFBポカール決勝フランクフルト戦で右膝を故障後、長期間のリハビリを余儀なくされた。ドイツ紙「ヴェルト」によると、ロイスは「上手くボールを蹴れなかったんだ。自分が狙ったシュートじゃない。それでも入ってくれて嬉しいよ」と謙遜していたという。
足首負傷でMF香川真司を欠いたドルトムントは、芝が剥がれた劣悪なピッチ状況に苦しんだが、謙虚な天才の復活弾で貴重な勝ち点3を勝ち取った。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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