PSG“1部残留”でムバッペの完全移籍確定 史上2位の移籍金238億円をモナコに支払いへ
今季モナコから期限付き移籍中のムバッペ 1部残留確定で買い取り義務が発生
パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、今季開幕前に同じリーグ・アンのモナコから期限付き移籍で加入したが、あまりにも形式的であった完全移籍に必要な条件を満たすことになったという。フランスメディア「スポーツ・オレンジ」が報じている。
ムバッペは、今季開幕前の移籍市場で注目銘柄となっていたが、最終的にPSGとの契約がまとまった。その形態は期限付き移籍というものだったが、実態はPSG側がファイナンシャル・フェアプレー制度に抵触することを避けるための苦肉の策であったという。
そして、モナコからの買い取りが義務付けられる条項が「PSGが2部降格をしないこと」だったが、17日に行われた第26節のストラスブール戦で5-2の勝利を収め、12試合を残して残留が確定。これにより、ムバッペの完全移籍に伴い、PSGからモナコへは移籍金史上2位となる1億8000万ユーロ(約238億円)の支払い義務が発生したという。
現在のPSGのチーム力を考えれば、フランスリーグで2部降格の憂き目にあうことは極めて考えづらい状況にある。これ以上ないほどの形式的な条件となった契約オプションだが、晴れて“降格回避”が決まったことによりムバッペは正式にPSGの一員になると同時に、巨額の移籍金でも名を残すことになった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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