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“悪魔の左足”を持つR・カルロス、「残忍FK」の反響拡大 「人々はまだ恐怖している」
代名詞の弾丸ではなく、華麗なカーブで魅了 「いまだFKの“How to”を知っている」
元ブラジル代表DFロベルト・カルロス氏は、現役時代に弾丸のような迫力満点のキックで“悪魔の左足”との異名を取った。名FKキッカーとして鳴らした同氏は、自身のインスタグラムでFK動画を公開して意外なキックが話題となったが、海外メディアも「いまだFKの“How to”を知っている」と報じるなど反響は広がっている。
インテルやレアル・マドリードと欧州の名門で長く活躍し、現役時代はトルコやロシアでもプレーしたR・カルロス氏は2012年に現役を引退し、現在44歳。福祉活動に精力的なことでも知られるが、2月15日からC型肝炎の撲滅キャンペーンでエジプトのカイロを訪れている。
16日には自身のインスタグラムを更新。撮影でゴール正面やや右からのFKに挑み、現役時代のように小刻みなステップの助走から左足を振り抜く。しかし、弾丸のようなシュートがゴールを襲うかと思いきや、ボールは一斉に散った壁の上を越えると、鋭く右斜め下に落下してゴール右隅に突き刺さった。
“速球派”で知られるR・カルロス氏が見せた“変化球”に、ファンからは「残忍なカーブだ」「依然として美しい」といった声が上がっていたが、海外メディアも“残忍FK”に着目。衛星放送「FOXスポーツ」イタリア版は「ロベルト・カルロスの足は常に同じ。これは無料レッスンだ」と見出しを立て、「このブラジル人は、いまだFKの“How to”を知っていることを証明した」と、FKのスペシャリストであることを改めて称えた。
また、ツイッター上でも「ロベルト・カルロスのFKに人々はまだ恐怖している」「ロベルト・カルロスのFKの壁に入るのは、フットボールで最も怖いシチュエーションの一つ」「ふくらはぎが半端ないな」とコメントが投稿されるなど、反響は広がっている。
“悪魔の左足”の猛威は、44歳となった今もなお健在のようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images