エイバル乾、今夜バルセロナとの大一番 9か月前の“衝撃ゴラッソ”の再現なるか
直近6度の対戦で4得点23失点と苦戦も、総得点の半分を占める乾の活躍に期待
日本代表FW乾貴士が所属するエイバルは、現地時間17日のリーグ第24節でバルセロナを本拠地で迎え撃つ。バルセロナは今季リーグ戦18勝5分といまだ無敗で、昨年9月の敵地カンプ・ノウでの一戦では1-6と大敗を喫した。直近6度の対戦でも全てに敗れており、4得点23失点と相性の悪さが際立っている。そんななかで一人気を吐くのが、4得点中2点を挙げている乾だ。
昨季最終節の対戦(2-4)で先制点を決めてバルサ相手にゴールした史上初の日本人選手となっただけでなく、後半16分にはリードを広げる豪快なゴラッソも沈めた。当時のスペイン紙「マルカ」は、「エイバルの選手がカンプ・ノウを凍りつかせた」「この日本人はバルセロニスタの野望を沈めた」と評し、選手採点では同僚GKジョエル・ロドリゲス、バルサのブラジル代表FWネイマール(現パリ・サンジェルマン)と並ぶトップタイの評価を得て衝撃を与えた。
エイバルファン、バルサファンのみならず、日本人にとっても大きなインパクトを残した活躍は記憶に新しい。決して相性は良くないものの、エイバルは現在リーグ戦7位と好位置につけ、直近6試合も3勝2分1敗と好調をキープしている。
現地時間11日のリーグ第23節で日本代表MF柴崎岳が所属するヘタフェは、今季初めてバルサを無得点に抑えており、エイバル守備陣にも堅い守備が求められる。
昨季最終節で2ゴールを奪った乾。そして、前半戦で今季初めてバルサから得点を奪い、後半戦には初の無得点で終わらせた柴崎。日本人がバルサ相手に躍動した夢の続きを、乾は見せてくれるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images