地元紙が査定したミラン本田の価値 主力のフィールドプレーヤーでは最安値
評価を上げた選手たち
本田と右サイドでコンビを組むイタリア代表DFイニャツィオ・アバーテは、1000万ユーロ(約13億円)のまま評価額が変わらなかった。
一方、評価を上げたのは4選手。1月にジェノアから加入したイタリア代表DFルカ・アントネッリは、昨年の450 万ユーロ(約5億8500万円)から700万ユーロ(約9億1000万円)に。守護神ディエゴ・ロペスは250万ユーロ(約3億2500万円)から500万ユーロ(約6億5000万円)とそれぞれ3億2500万円分価値を高めている。
本田とポジションを争うイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラは600万ユーロ(7億8000万円)から1000万ユーロ(13億円)にジャンプアップ。最も価値を高めたのは今季16得点のFWジェレミー・メネズで700万ユーロ(9億1000万円)から1200万ユーロ(15億6000万円)まで上昇した。
本田は主力12人中6人が評価を大きく下げる中、微減に留めた。ここ12カ月間の株価動向としてはチーム5位とされている。だが、評価額自体は33歳のベテラン守護神に続き、主力のフィールドプレーヤーとしては最安値を記録している 。
本田は今季開幕7試合で6ゴール2アシストを記録した時は、評価が高まったと報じられた。だが、現在は出場リーグ17試合ノーゴール、ノーアシストと厳しい状況が続いている。
ミランは来季インザーギ監督の退陣と、オーナーの変更に向けて情勢が動いている。本田は取り巻く環境が激変する中、ピッチ内で実力を示し、自らの価値を上げることも来季に向けて重要になりそうだ。
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サッカーマガジンZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images