地元紙が査定したミラン本田の価値 主力のフィールドプレーヤーでは最安値

昨季から微減の約7億3000万円

 イタリアの地元メディアが、今季10位と不振に苦しむACミランの主力の評価額を特集した。日本代表FW本田佳佑は昨季比微減の560万ユーロ(約7億3000万円)となっている。主力の大半が価値を暴落させる中、ほぼ横ばいで留めた背番号「10」だが、評価額は主力のフィールドプレーヤーでは最安値となっている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が「危機と失敗。ミラン、何たる最期」という見出しで特集記事を掲載した。
 昨年1月にCSKAモスクワから契約満了に伴い、移籍金ゼロで加入した本田。昨季はリーグ12試合出場1得点。ガゼッタ紙による平均評 価は「5.7」だった。移籍金ゼロの移籍だったが、昨年の同紙による評価額は575万ユーロ(約7億4750万円)と査定されていた。
 今季は、24試合出場6得点。ガゼッタ紙によると、平均評価は「0.1」点下がり、「5.6」となっている。評価額は微減の560万ユーロとなっている。
 今季不振のミランの主力には、価値を下げた選手の方が多い。最大の暴落株は、故障の続くイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィ。今季は、1ゴールで昨年2000万ユーロ(約26億円)の評価を1000万ユーロ(約13億円)まで下げた。1月にアトレチコ・マドリードから期限付き移籍で加入した同FWアレッシオ・チェルチも同じ下げ幅だという。今季1得点に加え、フィリッポ・インザーギ監督との対立も表面化。1800万ユーロ(約23億400 0万円)から800万ユーロ(約10億4000万円)まで一気に下方修正されている。同じく1月にローマから期限付き移籍で加入後、期待通りの活躍ができていないFWマッティア・デストロも、1600万ユーロ(約20億8000万円)から1000万ユーロ(約13億円)と評価を落としている。
 この3人が暴落ワースト3となっている。故障がちのマッティア・デシリオ、ガブリエル・パレッタの両DFと、主将のMFリカルド・モントリーボも評価を下げた。

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