ドルトムント、シュールレ&ゲッツェの“W杯再現弾”が話題 「協調関係が戻ってきた」
ハンブルガーSV戦、カウンターからシュールレのパスをゲッツェがフィニッシュ
ドイツ代表を世界王者に導いた二人の黄金タッグがドルトムントで復活を果たした。現地時間10日に行われた本拠地ハンブルガーSV戦(2-0)、MFアンドレ・シュールレのアシストからMFマリオ・ゲッツェが決めた2点目が、2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)を思い起こさせるゴールとして反響を呼んでいる。
ブンデスリーガ公式YouTubeチャンネルは「ワールドカップを再現」として、のコンビから生まれたゴールを特集している。
1-0で迎えた試合終了間際の後半アディショナルタイム。カウンターから敵陣左サイドでパスを受けたシュールレがドリブルで二人を抜き去ると、ペナルティーエリア手前からラストパス。ここへ走り込んだダイレクトで合わせ、試合を決める追加点を奪った。
この二人のコンビから想起されるのはドイツが世界チャンピオンとなった2014年のブラジルW杯だ。決勝のアルゼンチン戦、0-0と拮抗した状況で迎えた延長後半8分、左サイドからシュールレが中央へクロスを送ると、胸トラップしたゲッツェが左足のボレーシュートでゴールネットを揺らす劇的な決勝点を決めた。
構図こそ違えど、二人のコンビネーションから生まれたゴールで「シュールレとマリオ・ゲッツェ、二人のワールドカップヒーローの協調関係が戻ってきた」と伝えられている。
コメント欄には「(ドルトムント監督のペーター・)シュテーガーはシュールレを再び良い選手へ変えた」「素晴らしい!」と称賛の声が刻まれている。
W杯以降ゲッツェは長く故障や体調不良に悩まされ、シュールレもチェルシーやドルトムントでは本領発揮できずに苦しんでいた。ようやく真価を見せ始めたなかでのゴールで、本人たちも喜びはひとしおだろう。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images