英代表DFケイヒル、衝突で頭蓋骨骨折の相手が電撃引退に悲痛「ショックを受けている」
17年1月の試合でケイヒルがメイソンの側頭部強打 骨折判明で手術…復帰模索も引退
ハル・シティに所属していた元イングランド代表MFライアン・メイソンは2017年1月のチェルシー戦でセットプレーの競り合いのなか頭蓋骨を骨折。その影響により26歳の若さで電撃的な現役引退が決まった。競り合いで頭同士をぶつけたチェルシーのイングランド代表DFギャリー・ケイヒルは「ひどくショックを受けている」とSNS上で悲しみのコメントを残している。
アクシデントは2017年1月22日に行われたプレミアリーグ第22節で起きた。コーナーキックから両者が競り合った際、ケイヒルはボールではなくメイソンの側頭部を強打した。その直後、メイソンはピッチに倒れたまま立ち上がることができず、酸素マスクが使用される緊迫した状況となった。
結局、プレー続行は不可能と判断され、そのまま担架でピッチを去ったメイソンはロンドン市内のセントメリーズ病院へ搬送。その後の検査で、頭蓋骨骨折が判明した。手術を受け、そこから必死に復帰の可能性を模索していたメイソンだったが、医師から勧めもあり26歳という若さでの現役引退を決断した。
これを受け、ケイヒルは自身のSNSを更新。「ライアンのニュースを聞いてひどくショックを受けている。コーナーキックでの競り合いはもう何千回と経験していることだ。ライアンのようなプロフェッショナルに、このような結末が訪れるのは本当に辛い」と沈痛の思いを綴った。メッセージの最後は「彼の将来の成功を祈っている」と結んだ。
チェルシーの公式ツイッターも「ライアン、君がどんな道を選択しようとも幸運を祈っている」と激励のメッセージを送った。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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