川崎のACL開幕戦、上海上港FWエウケソンに先制許す 決定機生かせず0-1で後半へ
DF谷口がかぶり、エウケソンに決められる
昨季のJリーグ王者、川崎フロンターレのAFCチャンピオンズリーグ開幕戦は苦しいスタートになった。13日、昨季ベスト4の上海上港(中国)をホームに迎えた大一番は、1点ビハインドでハーフタイムに突入した。
川崎はFC東京から2季ぶりに復帰のMF大久保嘉人をスタメン起用。10日のゼロックス・スーパーカップを欠場していたDFエウシーニョも戦線復帰し、強烈なブラジル人トリオを擁する上海と対峙した。互いにボール際の寄せで激しく当たり、上海のキーマンである右ウイングの元ブラジル代表FWフッキに対しても、左サイドバック起用のDF登里享平が積極的に攻撃参加して守備に対応させた。
それでも、川崎得意のパスワークが敵陣に入ると厳しい寄せでつながらず、決定機はなかなか生まれなかった。一進一退で迎えた前半23分、上海が左サイドから攻撃した場面で、柔らかいクロスにDF谷口彰悟がかぶってしまい、背後で胸トラップしたFWエウケソンに右足で蹴り込まれた。この1点で、川崎は0-1と追いかける展開になった。
川崎のビッグチャンスは同34分、右サイドからエウシーニョが中央に質の高いボールを折り返すと、フリーで走り込んだのはMF中村憲剛だった。ドンピシャのヘディングシュートが上海ゴールを襲ったが、これを相手GKがスーパーセーブ。絶好の同点機を逸した川崎は、1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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