柴崎岳が敵地バルサ戦で華麗な連携から決定的な一撃 現地紙「明確にゴールに迫った」
ポルティージョとのパス交換から飛び出し、相手GKと1対1の局面を迎えたが…
リーガ・エスパニョーラ第23節バルセロナ対ヘタフェが現地時間11日に行われ、日本代表MF柴崎岳はスタメン出場し後半42分までプレーした。敵地カンプ・ノウでスター軍団に先んじてゴールに迫った背番号10は、確かな爪痕を残したようだ。
「バルサは堅実なヘタフェ守備に立ち止まる」と特集したのは、カタルーニャ紙「ディアリ・デ・ジローナ」だった。動きの少ないスコアレスドローのゲームで最大のアクションが生まれたのは、前半41分だった。
左サイドでこぼれ球を拾った柴崎は、MFフランシスコ・ポルティージョにボールを預けてパス&ゴーで縦へとダッシュ。そこへ絶妙なタイミングで浮き球スルーパスが送られ、柴崎が右足でダイレクトシュートを放つ。リーグ第4節の本拠地で豪快なボレーシュートを決めた柴崎にはバルサ相手の2戦連続ゴールが期待されたが、ヒットしなかったこのシュートはドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンにセーブされた。
記事では「前半に最も明確にゴールに迫ったのは、前半戦の1-2の試合で主役となったガク・シバサキだった。決定力に欠けるフィニッシュでドイツ人のゴールキーパーに阻まれた」と紹介されている。
バルサのセンターバックは急造だった。スペイン代表DFジェラール・ピケが控えで、フランス代表DFサミュエル・ウムティティは出場停止、ベルギー代表DFトーマス・ヴェルメーレンは故障離脱中で、新戦力のコロンビア代表DFジェリー・ミナとサイドが本職のフランス代表DFリュカ・ディーニュがコンビを組んだ。
柴崎はバルサの牙城を崩すことはできなかったが、必死の守備も見せ、敵地での価値あるドローをもぎ取った。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images