好戦的なモウリーニョ監督が改心!? 「私は最もお行儀のいい監督」と自画自賛
破天荒な言動でメディアを賑わせてきた名将も、今季は鳴りを潜める
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督と言えば、そのカリスマ性や指導力はもちろんだが、“天敵”アーセン・ベンゲル監督(アーセナル)らとタッチライン際で激しい口論を繰り広げるなど、その破天荒な言動でメディアを賑わせてきた。しかし、今季は鳴りを潜めており、自らを「タッチラインで最もお行儀のいい監督」と称している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
モウリーニョ監督は「私は今季、最もお行儀のいい監督賞の受賞に十分にコミットしている。私は本気だよ」とコメント。過去にはタッチライン際での口論や歯に衣着せぬ審判批判などで注目を集めたがポルトガル人指揮官だが、今季はそうした言動を慎んでいるという。
「best-behaved manager(最も行儀のいい監督)」という形で監督にも賞が送られるべきだと語るモウリーニョ監督。「私が受賞すると確信している。私は真剣だ! ピッチに足を踏み入れてレッドカードを受けたサウサンプトン戦を除けば、第4審判との間でただの一つも問題を起こしていない」と強調している。
「“バッド・ワン”から“パーフェクト・ワン”になった、とは言わない。それはないが、私はそうなるように努力している。私はハッピーだよ」
2014-15シーズン、プレミアリーグの一戦でアーセナルのベンゲル監督と当時チェルシーを率いていたモウリーニョ監督が、テクニカルエリア付近で小競り合いを起こしたシーンなどは今もサッカーファンの語り草となっている。好戦的な指揮官としての印象は強烈だが、年齢を重ねた今ではすっかり改心したようだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images