ミラン本田、5戦ぶりの先発出場も酷評の嵐 「当惑させる」「荒廃をもたらす」

地元各紙が落第評価

 左足首のねんざから回復したACミランの日本代表FW本田圭佑は、29日の本拠地ジェノア戦で5試合ぶりに先発出場を果たした。だが、見せ場をつくれずに後半8分に途中交代。観衆からブーイングを浴びせられた背番号「10」は、地元メディアから「荒廃をもたらした」「当惑させるプレー」などの酷評と最低点の評価を受けている。試合は1-3でミランが破れている。
 「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は本田に、DFラミ、MFファン・ヒンケル、デヨング、FWチェルチと並ぶ落第点の4点を与えた。寸評でも「彼もいた。だが、誰も気がつかなかった」とピッチ上での存在感の希 薄さを指摘。最高点はゴールを決めたDFメクセスの5.5点、最低点はFWメネズの3点だった。
 「コリエレ・デロ・スポルト」紙は、本田にメネズと並ぶ最低点の4.5点をつけた。さらに寸評は極めて痛烈だ。
「この日本人は本物と見分けがつかない。(1月の)アジアカップでは毒素と残りカスを残した。本当にひどい。荒廃をもたらした」
 1月のアジアカップでオーストラリアに旅立って以降、本田は不純物をたたえているという。今季開幕7試合で6得点2アシストと爆発した本田だが、その後は出場リーグ17試合連続でノーゴール、ノーアシストと沈黙を続けている。

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