本田圭佑を超える衝撃! ミラン10番の「クレイジー」な“40m無回転FK”に再脚光

ドルトムントは壁を作らず…名手が本領発揮

 そして栄えある1位は、ハンブルガーSV在籍の2013-14シーズンに対戦したドルトムント戦(3-0)のものだ。敵陣センターサークルを越えた位置でFKを獲得。ゴールまで40メートル強あっただけに、ドルトムント側はあえて壁を作っておらず、チャルハノールは大胆にも直接ゴールを狙った。

 距離は十分で、キックする瞬間もよく見えていただけに、GKが難なく止めるものと思われたが、ここでFKの名手が本領を発揮。右足から放たれたボールはGKの正面に飛ぶも、無回転のボールはゴール手前でブレて左に変化。GKの反応が一瞬遅れ、そのままゴールに吸い込まれている。この無回転FKは特大のインパクトを与え、当時世界中の耳目を集めた。

 前ミラン10番の本田は2月3日のリーガMX後期第5節で約28メートルの位置から無回転FKを決めて称賛を浴びたが、現ミラン10番は本田を超える一撃をかつて叩き込んでいる。今季、新天地のミランでリーグ戦19試合に出場し、ここまで2得点3アシストと物足りない成績のチャルハノールだが、ここからエースナンバーに相応しい活躍を見せられるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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