エイバル乾、決定機なく途中交代も及第点 “縦の意識”を現地紙評価「疲労を蓄積させた」
レガネス戦で15試合連続スタメン出場 1-0の勝利に貢献して暫定6位に浮上
エイバルの日本代表MF乾貴士は、現地時間10日に行われたリーガ・エスパニョーラ第23節の敵地レガネス戦に先発出場。チームは試合終了間際のゴールで1-0と勝利し、暫定ながらUEFAヨーロッパリーグ(EL)圏内の6位に浮上した。一方で、この日の乾はチャンスクリエイトが限られ、現地紙の評価も及第点レベル。それでも起点となろうとした動きには一定の評価が与えられている。
リーグ戦15試合連続スタメンを果たし、定位置となった2列目左サイドでスタートした乾。残留争いの渦中にあるレガネスが後方に人数をかけるディフェンシブなゲームプランを組んだため、チャンスがなかなか巡ってこなかった。
試合終盤までスコアが動かないまま、後半39分にレガネスが一人退場となりスペースが広がるかと思われたが、その直後に乾はMFイバン・アレホと交代となった。それでも攻勢をかけ続けたエイバルは粘り強く試合を進め、後半アディショナルタイムに右CKからDFイバン・ラミスのヘディングシュートで勝ち越し。膠着した一戦で“大きすぎる”勝ち点3を得た。
エイバルの戦いぶりにスペイン紙「マルカ」は、マッチレポートで「ホセ・メンディリバル監督率いるエイバルの逞しさを感じた。相手チームのレガネスは後方に選手を集めてチャンスをうかがったが、戦う男たちは自分たちの能力を信じ、リスクを冒しにいった」と攻め切ったことが奏功したことを記している。