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ヘント久保裕也、2018年初ゴール! 8戦ぶりの一撃を地元紙称賛「仕留め役を務めた」
完勝したシント・トロイデン戦、こぼれ球に反応して豪快な一撃を突き刺す
ベルギー1部のヘントに所属する日本代表FW久保裕也は、現地時間10日に行われたリーグ戦第26節シント・トロイデン戦に先発出場し、今季リーグ戦7点目をマーク。久々のゴール、さらにアシストを決めて3-0の勝利に貢献した働きが現地紙でも称賛されている。
今季、強豪アンデルレヒトへと移籍した日本代表MF森岡亮太の活躍の影に隠れていた久保が、ようやくその潜在能力を発揮した。前半11分に後方からのロングボールに対して右サイドに流れた久保が、難しい体勢ながらヘディングでそらす。これをFWランヘロ・ヤンカと相手DFがもつれ合ってこぼれたボールを拾い、右足でゴールに蹴り込んで、先制に成功した。
勢いに乗ったヘントと久保は、相手に退場者が出たこともあって試合を優位に進める。後半11分にはドリブルでペナルティーエリア外正面まで侵入し、相手マーカー複数人を引きつけたところで左サイドにパス。これを受けたFWロマン・ヤレムチュクが追加点を奪った。同20分にもヤンカがダメ押しゴールを決め、3-0と完勝を飾った。
ベルギー紙「nieuwsblad」は、8試合ぶりのゴールで2018年初得点を決めた久保を称賛している。
「わずか10分で、ユウヤ・クボはバッファロー(ヘントの愛称)を引っ張っていった。直前のプレーでヤンカが手でボールを触れたとトロイデンから抗議こそあったものの、クボは7ゴール目を奪った。その後ヘントは傲慢なほど試合を支配した。レッドカードはSTVV(トロイデン)の崩壊につながり、その仕留め役はクボとヤレムチェクが務めた」
3月の欧州遠征に向けて、日本代表のFWのポジション争いは激しさを増している。昨季ほどのインパクトを残せていない久保だが、ロシア・ワールドカップのメンバー入り生き残りを懸けて、ここからギアを上げていけるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images