針のむしろのインザーギ監督が辞任を否定 「意気地なしのすること」

レジェンドの連続解任となるのか

 試合後にはイタリアの衛星放送「スカイ・イタリア」が緊急解任と、ミランの下部組織を率いる元イタリア代表MFでOBの クリスティアン・ブロッキ氏の暫定監督就任の可能性を報じた。それでも、指揮官は現在10位と苦しむミランで職務を投げ出すことを拒否し、言葉を絞り出した。
「今夜は確かにいいゲームはできなかったが、努力はしていたし、懸命にやっていた。今は頭を鮮明にして、ポジションごとに、誰のせいにすることなく、言い訳はしないで、前進しなければならない」
 ミランは昨年1月、指導者経験のないOBのクラレンス・セードルフ前監督を招聘(しょうへい)して8位に終わり、欧州のカップ戦出場権を失った。今季はセードルフ監督を更迭し、ミラン首脳陣が選択したのはトップチームでの指導経験のないインザーギ監督だった。
 そして、現在10位。クラブの黄金期を支えたOBたちにチームを託し たが、思うような成績を残せず。レジェンドの連続解任の危機にあるミランは、近年最大の苦境に立たされている。
【了】
サッカーマガジンZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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