天皇杯王者C大阪、昨季J1王者川崎を3-2撃破! ゼロックス杯初出場でタイトルを獲得

川崎が大久保のゴールで意地を見せるも…

 5人交代が可能なゲームとあり、ハーフタイムに川崎は中村とMF森谷賢太郎を下げ、2季ぶりにFC東京から復帰のFW大久保嘉人とMF大島僚太を投入。C大阪もFW柿谷曜一朗に代え、今季加入の元韓国代表FWヤン・ドンヒョンを投入した。

 その後半立ち上がり、先にゴールを奪ったのはC大阪だった。杉本が頭でつないだボールにいち早く反応した今季から「10番」のMF清武弘嗣が相手の背後にボールを運び、GKとの1対1を冷静に決めてリードを2点に広げた。

 それでも川崎はすぐさま反撃。後半6分、左サイドから攻撃参加したDF車屋紳太郎がペナルティーエリア内でファウルを誘い、PKを獲得。これを昨季リーグMVP&得点王の主将FW小林悠がゴール中央に蹴り込んで1点を返した。

 C大阪は清武が回り込んでのオーバーラップでパスを受けようとした杉本に衝突され、浦和レッズから新加入のFW高木俊幸と同18分に負傷交代となるまさかのアクシデントがあった。それでも、昨季ルヴァン杯の決勝で川崎に勝利した際と同様に、MF山村和也を最終ラインに下げて5バックで守備を固めた。

 同33分には高木がペナルティーエリア内でスルーパスに反応してボールを受け、GKとの1対1を決めて移籍後初ゴールとなる追加点。アディショナルタイムには、C大阪守備陣のミスを突いてMF長谷川竜也のラストパスを大久保が押し込み、川崎が1点を返したが反撃もここまで。3-2で勝利したC大阪が、ゼロックス杯初出場でタイトルを手にした。

 両チームはこの後にすぐにAFCチャンピオンズリーグが開幕。川崎は13日にホームで昨季ベスト4の上海上港(中国)と対戦。C大阪は14日に昨季に浦和との乱闘事件があった済州ユナイテッド(韓国)と敵地に乗り込んでの初戦を迎える。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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