優勝目前のチェルシーの原動力

　チェルシーのDFジョン・テリーは、同僚のMFエデン・アザールがバルセロナのFWリオネル・メッシや、レアル・マドリードのFWクリスティアーノ・ロナウドの領域に足を踏み入れようとしていると絶賛した。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
　アザールは今季公式戦18ゴール10アシストを記録し、他の追随を許さぬ圧倒的な活躍でチェルシーをけん引してきた。さらには、PFA（イングランドプロサッカー選手協会）年間最優秀選手にも選出されている。
　チェルシーの主将は、スターダムに上り詰めようとする背番号「10」への賛辞を惜しまなか った。
「エデンは、素晴らしいプレーヤーたちを大きくしのぐプレーを続けている。これはもう立派な功績だ。彼は本当にエクセレントだよ。チェルシーは全体的に素晴らしかったが、個人の点をあげるならば、彼という存在がプレミアリーグにおいて大きなアドバンテージとなった。今シーズンの彼は頭一つ抜けていたね。メッシやロナウドの領域に達しつつあるのは間違いない。そして彼は若く、貪欲で成長過程にあるんだ」
　チェルシーは29日に行われたレスター・シティ戦に勝利し、5季ぶりのリーグ制覇に王手をかけている。大車輪の活躍を見せるアザールは、いずれ世界最高の選手と肩を並べるため、着実にその歩みを重ねる。
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サッカーマガジンZONE編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images