ドルトムント、“ガラスの天才”ロイスと契約延長の動き 今季未出場も悲運のエースを評価

19年夏に契約満了となるロイス、今季は怪我で長期離脱もクラブは手放す意思なし

 ドルトムントのドイツ代表FWマルコ・ロイスは、圧倒的な才能と引き換えに毎年にように故障に悩まされている「ガラスの天才」として知られている。昨年5月のフランクフルトとのDFBポカール決勝で右膝後前十字靭帯断裂という重傷を負い、今季はまだプレーしていないものの、チームは契約延長に動いている。ドイツ紙「ビルト」が報じた。

 ロイスは度重なる故障で不運なキャリアを過ごしている。ドイツ代表が優勝した2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)で当初はメンバー入りも、大会直前の親善試合で左足首の靭帯部分を断裂した影響で大会は欠場。そして16年の欧州選手権でもメンバー入りが確定的だったが、グロインペイン(鼠径部痛症候群)で落選した。

 今季も長期離脱しており、大舞台に縁の薄い悲運のエースとしても知られている。昨季は故障を抱えながらリーグ戦17試合7得点4アシストを効率良く結果を残した。15-16シーズンは12得点4アシスト。実働時間は短いが、ピッチに立てば結果を出すロイスをドルトムントは手放そうとしない。

 スポーツ・ディレクターのミハエル・ツォルク氏は「我々のスタンスは変わっていない。我々のゴールはマルコ・ロイスが長期間に渡り、ここに残留することだ」と語っているという。ロイスは2019年夏に契約満了となるが、契約延長を目指していると強化責任者は説明している。

 

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