“交代枠ゼロ”の緊急事態でGKを務めた歴代フィールド選手たち 英紙が勇気ある行動を称賛

長谷部もヴォルフスブルク時代に経験

 この緊急事態を受けて、ゴールマウスに立ったのが元イングランド代表DFジョン・テリーだ。その後の時間帯にセーブの機会があったわけではないが、二人のGKをアクシデントで失うなか、最後方から声を出し続けた闘将はチームの勝利に大きく貢献。チェフの負傷と合わせて、今も語り継がれる試合となっている。

 いつ、どんな時にGKが負傷交代や退場処分となるかは分からない。同紙の特集で名前は挙がらなかったものの、11年には当時ヴォルフスブルクに所属していた日本代表MF長谷部誠も試合途中からGKとしてプレー。チームの緊急事態に、自主的にゴールマウスに立つことができるのは貴重な存在であり、その勇気は称賛されるべきだろう。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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