レアル・マドリードが、48時間以内にFWハビエル・エルナンデスの去就を明確にする方針だと英地元紙「デイリー・メール」が報じた。 チチャリート(エルナンデスの愛称)は、今季よりマンチェスター・ユナイテッドからレアルに期限付き移籍で加入した。新銀河系軍団の中では出場機会を増やせずにいたが、22日のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝セカンド・レグのアトレチコ・マドリード戦で終了間際に値千金の決勝弾を挙げた。さらには26日のリーガ第33節セルタ戦で2ゴールを決め、絶好調を維持している。 サポーターからはチチャリートとの契約延長を望む声が日を増 して高まっている。クラブも当初は買い取りオプションを行使しない方針だったが、獲得に前向きな姿勢を示し始めている。 しかし、熟考している時間はないようだ。マンUとチチャリートのローン契約を結ぶ際、買い取りオプションの行使を2015年4月30日までに決断するという条件が盛り込まれていたという。つまりチチャリートの去就の判断は、残り2日間に迫っていることになる。 メキシコ人ストライカーには、サウサンプトン、ウェスト・ハム、ラツィオから1000万ポンド(約18億円)相当のオファーが舞い込んできているとも伝えられている。果たしてチームの危機を救ったチチャリートとの契約延長に踏み切るのか。白い巨人の決断は48時間後に迫っている。 【了】 サッカーマガジン ZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images