名将ベンゲル、“チャイナバブル”の終焉を明言 中国クラブの爆買い補強は「失速した」
「最大限の金額で選手を買うのは終わった」
「中国では各クラブがスローダウンしている。そして、誰もが気付いていない。多くの人間は問題ない。我々はもしも、この金額をここで手にできなくても、中国でこの金額を手にできると考えている。中国は最大限の金額で選手を買うと考えているんだ。それは終わった。我々は中国で過去10カ月間起きたことに目を向ければ、彼らが失速したことを認めざるを得ない。ヨーロッパの選手に大金を費やすことにより慎重になったんだ」
北京国安がビジャレアルからコンゴ代表MFセドリック・バカンブが移籍金5000万ドル(約55億円)で獲得したが、名将ベンゲルによれば、欧州のビッグネームを手当たり次第に引き抜いた時代は終わったという。
近年、外国人の絶大なタレント力でAFCチャンピオンズリーグを席巻した中国勢。昨季はJ1リーグの浦和レッズが優勝を果たしたが、クラブレベルでの中国の覇権は間もなく終わりを迎えることになるかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images