トットナム・ホットスパーのFWハリー・ケインが、今季の大躍進を果たした要因として指揮官を務めるマウリシオ・ポチェッティーノ監督の存在を挙げている。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。 スパーズのアカデミーで育ったケインは、武者修行として期限付き移籍を繰り返し、今季から晴れてホワイト・ハート・レーンに帰還した。復帰初年度でリーグ戦20ゴールを決め、暫定ながら得点王につけている。26日にはイングランドプロサッカー協会が発表した年間最優秀ヤングプレーヤーに選出された。 大ブレークしたケインは、 インタビューで好調を維持できているのは、指揮官のおかげだと口にした。 「僕は戦術的な理解度は以前からあった。だけど、フィジカルを備えていなかった。若いころはそれで苦労したよ。だが今は、多くの人々に今季はフィジカル面が大きく進化したと言われるよ。もちろんハードなトレーニングに取り組んだが、より効率的にフィジカルを向上させるにはどうしたらいいのか、そのノウハウをポチェッティーノから学ぶことができた。彼が僕を変えてくれたんだ」 いまやトットナムのみならずイングランド代表のエースとしても期待を寄せられている。来季もポチェッティーノ監督とともに、ハリー・ケインはプレミアリーグに「ハリケーン」を巻き起こすことになるだろう。 【了】 サッカーマガジンZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images