「良くない影響を与えた」 オーバメヤン、アーセナル移籍騒動に元同僚が苦言
ギュンドアンが周囲への影響を指摘「ネガティブな話題を新聞で読むことは負担」
ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンは、今冬の移籍市場でドルトムントからアーセナルへ移籍した。今回の去就騒動について、かつてのチームメイトであるマンチェスター・シティのドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが苦言を呈した。ドイツ紙「シュポルト・ビルト」が報じた。
オーバメヤンはチームの規律違反による出場停止や、去就問題の過熱により1月のリーグ戦2試合を欠場。1月27日のブンデスリーガ第20節フライブルク戦にはフル出場したが、移籍市場最終日の同31日にアーセナルへの移籍が決まった。
お騒がせの末にドイツを去ったストライカーに、ドルトムントでチームメイトだったギュンドアンが口を開いた。自身も2016年にドルトムントからシティへと移籍した過去があるが、「僕がBVBから移籍すると言った時も批判を浴びた」と当時を振り返った上で、「僕は正直でありたかったし、常にクラブのために全てを尽くしてきた」とコメント。オーバメヤンのケースとは違いがあったと主張している。
さらに「僕がオーバと同じことができたかどうかは分からない」と語り、一連の騒動について「このようなことがチームのパフォーマンスに良くない影響を与えたことは確かだ」と言及した。
「選手としては、そういったネガティブな話題を新聞で読むことは負担になる。それが最高のパフォーマンスの妨げになるんだ」
そして、元ドルトムントの司令塔ギュンドアンは「ドルトムントはとても、とてもいい選手を失った」と古巣の戦力ダウンを嘆いていた。オーバメヤンの去就騒動は様々な方面に波紋を広げている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page 1/1