名古屋新助っ人ジョー、「80%の仕上がり」で2発 風間監督も称賛「FWらしいFW」
移籍金15億円で加入 浦和戦では2得点に加え、安定したキープ力も披露
今季J1復帰する名古屋グランパスに加入した元ブラジル代表FWジョーが、大物助っ人ぶりを発揮した。7日に沖縄で行われた浦和レッズとのトレーニングマッチ(45分×4本)でいきなり2ゴールを挙げる活躍を見せている。
昨季ブラジルでリーグ戦34試合18得点を記録して最優秀選手となった男は、同国メディアによれば移籍金約15億円でコリンチャンスから名古屋に加入。浦和戦の1本目の34分にMF和泉竜司のクロスを打点の高いヘディングで合わせてゴールすると、2本目にも和泉のラストパスから2点目を奪った。
ジョーは浦和戦後、「強い相手との試合でストロングポイントを発揮できた。ただ、Jリーグの強さも感じた。これまで対戦した他のチームと違い、やりにくい試合だった。Jリーグのレベルはこういうものだと認識したい」とコメント。ゴールシーン以外ではあまりボールに絡まなかったが、ロングボールが飛んだ際には浦和DFマウリシオを背負いながらも安定してキープする力も見せていた。
チームを率いる風間八宏監督が「FWらしいFW」と表現したように、対戦した浦和の選手にとってもゴール前での動きが脅威になったという。日本代表GK西川周作は「スピードはそれほどないけど、左足のシュートにはパンチがある。彼がペナルティーエリアに入る時が危険で、ゴール前の最後のところで決めてくる選手というイメージです」と振り返った。
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