凋落のセリエAに「革命的」な衝撃 スペイン企業が年間1420億円で放映権買収か

史上最高額の金額に各クラブは大喜びも、「元世界最強リーグ」としては屈辱的!?

 凋落著しいイタリアのセリエAに、スペイン企業による放映権買収の可能性が急浮上。地元メディアも「革命的」とその衝撃を伝えている。

 かつて「世界最強リーグ」と呼ばれたセリエAが、バルセロナ、レアル・マドリードの二大名門を擁するスペインの軍門に下ろうとしている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、「今サッカー革命が起こる。スペインが記録的な金額でセリエAを遠隔操作する」と取り上げた。

 2018-19シーズンからセリエAの3年分の放映権を買収しようとしているのは、スペイン企業「メディアプロ」。イタリアサッカー協会に対し、コパ・イタリアを除く公式戦の放映権に対し、年間10億5000万ユーロ(約1420億円)のオファーを出しているという。

 セリエAはこれまで衛星放送「スカイ・イタリア」や伊テレビ局「メディアセット・プレミアム」が中継してきたが、巨額を投じる準備があるスペイン企業が放映権を取得する可能性が高い。イタリアサッカー協会はこのオファーに対して45日以内に返事をすることになるようだ。

 セリエAのクラブは史上最高額の条件に大喜びしているというが、同じ欧州のライバル国に主導権を握られるというのは、ある意味で屈辱的な出来事かもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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