日本代表MF山口蛍、「Jリーグで対峙して嫌な3人」を名指し “苦手意識”がある相手は?

「常に嫌なところに顔を出していた」 FW小林とMF中村の川崎コンビを挙げる

 ドイツのハノーファーからセレッソ大阪へ16年夏に復帰した日本代表MF山口蛍は、昨季中盤で存在感を放つと、ルヴァンカップと天皇杯の二冠達成などクラブ史上初のタイトル獲得に大きく貢献した。山口は昨季J1 リーグで32試合にフル出場して2ゴールの結果を残した一方、チームは優勝した川崎フロンターレ、2位の鹿島アントラーズに続く3位でフィニッシュ。山口とクラブにとって、充実のシーズンだったと言える。

 2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)に出場し、日本屈指のボランチに成長した山口だが、1対1で対峙して嫌な相手がJ1のライバルに存在するという。3人の名前を挙げたが、そのうちの二人は川崎の選手だった。ルヴァン杯決勝で対戦した川崎は、リーグ戦を初制覇。まさしくその中心として稼働した日本代表FW小林悠と元日本代表MF中村憲剛を名指ししている。

「悠くんは点を取っているし、点を取る形をいっぱい持っていた。僕としては一番FWとして嫌な動きをされたイメージがある。憲剛さんは(ボランチで)マッチアップすることが多いけど、常に相手の嫌なところに顔を出していた。ボールを持つ時でも、ワンタッチで捌くのか、トラップをするのか、それが分からないことが多かった」

 確かに17年シーズンの小林は相手に脅威を与える存在だった。リーグ優勝を懸けた12月2日の最終節・大宮アルディージャ戦でハットトリックを達成し、通算23ゴールで自身初の得点王に輝いている。37歳の中村は、熟練された技術と老獪な駆け引きが際立った。日本代表の中盤を支える山口でさえ、川崎をけん引した小林と中村に対しては少なからず苦手意識があったようだ。

 

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