浦和GK西川周作、川崎戦で大量5失点も前向き 「しっかりと自分たちの膿が出た」
ロシアW杯へ、評価を高めるには?
西川が話したように、浦和にとって川崎戦は第2次キャンプでの初戦であり、公式戦のスタートは3週間後。一方の川崎は10日にゼロックス杯セレッソ大阪戦の公式戦を控えている違いから、この日の2本目以降は仕上がりの差が顕著に出た。とはいえ、浦和は昨季リーグ戦での低迷が失点増加によるものなのは明白なだけに、Jリーグ屈指の攻撃力を誇る川崎相手に露呈した“甘さ”は、残り3週間で改善しなければいけない。
「昨年までやっていたことを引き続きやりながら、守備でどこでボールを奪いに行くかという整理はできてきていると思う。失点しないことをまずは考えながらやっていきたい。一番気になっているのは失点数なので、常にゼロを意識しながらやりたい。この時期は悪かったことをしっかりと受け止めて、次に生かしていけるようにしたい」
今季は西川にとっても、6月にロシア・ワールドカップ(W杯)が控えた大切なシーズンだ。チームの失点数はGKに対する評価に強い印象を与えるだけに、ロシア行きのチャンスをつかむためには、キャンプ中からリーダーシップを取って守備陣をまとめることが求められる。
【了】
轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web
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