“J1覇者”の川崎、“ACL王者”浦和に6-3と快勝! 大久保復帰の攻撃陣が2本目に爆発

川崎は1週間後の公式戦へ仕上がり順調

 8分には右サイドから完全に崩し、FW小林悠のラストパスに必死に戻った浦和の武富がオウンゴール。19分には小林が鮮やかな中央突破で3人を抜いて決め、浦和が5人の交代を行った後の29分には、浦和の後方でのパス回しをカットしてMF阿部浩之が無人のゴールに流し込み、さらに35分にはDF田坂祐介のクロスを再び阿部が決めるゴールラッシュとなった。浦和も37分に途中出場のFW李忠成のアシストから武藤が1点を返したが、2本目は川崎が4-1で制した。

 3本目に入ると、1本目のスタートから見れば両チームともメンバー総入れ替えとなり、互いに連携不足の面も見られ試合は膠着。それでも35分にCKからFW知念慶がヘディングで押し込み1-0で終えると、3本トータルで川崎が6-3の勝利を収めた。

 川崎は10日に今季初戦のゼロックス杯で天皇杯王者セレッソ大阪と対戦し、中2日の13日にはAFCチャンピオンズリーグの開幕戦で昨季ベスト4の上海上港(中国)をホームに迎え撃つ。いきなりの大一番の連続に向け、仕上がり途上とはいえアジア王者の浦和を大量得点で破り、良いムードで1週間後から始まる公式戦に向かっていけそうだ。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web

 

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