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“フットサル界の天才”が超絶ラボーナ弾! 日本でもプレーしたリカルジーニョの美技に称賛
フットサル欧州選手権での一撃が「世紀のゴール」と話題
ロナウジーニョやネイマール、アンドレス・イニエスタなど世界的な名手も幼少期にプレーし技術を磨いたフットサルは、11人制のサッカーに比べて、より狭いスペースで足下の細かい技術や素早い状況判断が要求される。そのフットサルの世界トップレベルの試合で、華麗なゴールが生まれ話題となっている。
舞台となったのは、1月30日にスロベニアで開幕したフットサルの欧州選手権だ。現在は2年に一度開催されている欧州の頂点を争う大会で、今大会には12カ国が参加し、2月10日の決勝まで激しい戦いが繰り広げられている。
衝撃的なゴールが決まったのは、31日に行われたグループCのポルトガル対ルーマニア戦だ。ポルトガルが2-1とリードしている場面で、同国のスーパースターであり「フットサル界のクリスティアーノ・ロナウド」との異名を持つリカルジーニョが魅せた。左サイドからのキックインのボールを、中央で左回転しながら左足でトラップしてマーカーをはがすと、GKと1対1の局面を迎える。ここでリカルジーニョは右足でシュートを放つと思いきや、その足を軸足とし、後方に左足を通してボールをキックする“ラボーナ”を選択。意表を突いた一撃に相手GKは一歩も動けず、シュートはゴール右に吸い込まれた。
大会公式ツイッターでは、このゴールシーンの動画を「マジカル、素晴らしい、恐るべし」との称賛コメントを添えて公開。ペルーメディア「trome」が「リカルジーニョが“ラボーナ”で驚くべきゴール。信じられない!」と伝えれば、同じくペルーメディア「depor.com」も「ルーレット&ラボーナで世紀のゴール」と絶賛している。
リカルジーニョは、フットサル界で長く世界のトップに君臨するスーパースター。2010年からの1年間と12年夏からの半年間、名古屋オーシャンズの一員として日本のFリーグでもプレーした。32歳となった今も、世界を驚かせる技術を見せている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images