本田圭佑が現地メディアに“オファー”の存在を明言 パチューカ残留で「もっと良くなる」
メキシコメディアが報道、複数クラブが獲得に興味か
今冬の移籍市場がクローズし、6月に開幕するロシア・ワールドカップ(W杯)を目指す選手たちの所属先はここから半年間変わらないことになる、日本代表復帰を狙うFW本田圭佑はパチューカ残留となったが、現地メディアの報道などによると、今回のタイミングで複数のクラブが興味を示していたと本人が明かしている。
本田は昨夏のパチューカ加入直後、ふくらはぎを肉離れして出遅れたものの、戦線に戻ってからはコンスタントにゴールやアシストに絡んでいる。代表復帰も囁かれるなか、メキシコのテレビ局「テレビサ」は、このタイミングで本人のコメントを紹介している。
「自分は満足していないし、今より良いプレーができると思う。ここに来てから感触が良くなっていると感じているけど、もっとよくプレーできるはず。加入して以降、標高の高さと新しいチームに適応しなければならなかった。それは難しかったけど、自分はもっと良くならないと。個人的にもチーム的にも最高のレベルを示していないから」
こう語る本田だが、同国のメディア「スーペル・リデル」はメキシコでの適応が進まなかったことを受けて、他クラブからの誘いがあったことに触れている。ただ本田はその噂について満足したものではなかったようで、ファーストチョイスに選んだのはパチューカ残留となった。
「オファーはあるが、今この瞬間に2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)後のことを想像するのは、自分の言うべきことじゃない。目標はW杯出場であって、今大会が自分にとって最後になると思う」
本田はこのようにも語っている。断固たる決意を固めた本田は、メキシコ後期リーグでも結果を残し、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督へのアピールを続けることができるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images