強豪3クラブで衝撃の玉突き人事! アーセナルの仏代表FWジルー、チェルシー移籍決定
ジルーの契約期間は1年半で背番号は「18」 移籍金23億円、3億4000万円の成果給
今冬の移籍市場最終日となった1月31日、欧州強豪3クラブによる衝撃の移籍のメリーゴーランドが実現した。アーセナルはドルトムントからガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンを完全移籍で獲得し、ドルトムントは代役としてチェルシーからベルギー代表FWミシー・バチュアイを期限付き移籍で獲得した。そして、新たにチェルシーはアーセナルからフランス代表FWオリビエ・ジルーを完全移籍で獲得でしたことが発表された。
マーケット閉幕の土壇場で劇的な動きが出た。オーバメヤンはクラブ史上最高額の移籍金5600万ポンド(約86億円)の移籍金でアーセナルに加入。アーセナルにとってはマンチェスター・ユナイテッドに放出したチリ代表FWアレクシス・サンチェスの後釜としての一大補強となったが、これがストライカー玉突き人事の引き金となった。
ドルトムントは当初、アーセナルのジルー獲得を狙っていたが、破談に終わったために、チェルシーのバチュアイにシフト。そして、バチュアイをドルトムントに放出したチェルシーは、ジルー獲得でクラブ間合意に達した。
英衛星放送局「スカイ・スポーツ」によると、31歳のストライカーはメディカルチェックを済ませ、契約期間は1年半。さらに1年契約のオプション付きとなっており、最長で2020-21シーズンまでスタンフォードブリッジでプレーすることになる。移籍金は1530万ポンド(約23億円)で220万ポンド(約3億4000万円)の成果給が組み込まれているという。
ジルーの背番号は「18」に決定。サンチェスのユナイテッド移籍が発端になったストライカーの玉突き人事が移籍市場閉幕間際に起き、大きな話題を呼んでいる。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images