本田を復活させる! ザックが悩めるエースに最大限のサポートを約束
ブラジルワールドカップ(W杯)の初戦、コートジボワール戦まで約2週間。現在日本が抱える大きな懸念の一つが、本田圭佑の不調である。今年1月に移籍したイタリアのACミランでは、「自分の家のようなポジション」と語るトップ下ではほとんどプレーできず、右サイドで窮屈なプレーを続けた。さらに先月27日に行われたキプロス戦でも、そのミランでの低調な出来を継続するかのようなプレーぶり。そうしたエースの現状に、指揮官が言及した。
「確かに本田や香川(真司)に関しては、シーズン中に多くプレーすることができなかった。ただ、ここ(代表)では多くの試合に出ないといけない。(W杯本大会に向けて)より多くの時間、プレーするべきだと考えている」
さらに、本田に対してはコスタリカ戦以降も細心のフォローをしていくという。
「本番に向けて本田をトップコンディションに持っていくために、細かいところにまで目を向けて修正する作業が必要だと考えている。彼も私から何を期待されているか、わかっている」
本田は鹿児島県の指宿合宿以降、連日のように通訳なしでザッケローニ監督と話し続けている。それは、アメリカ入り後も変わらない。本田が目標に掲げるのは“W杯優勝”だが、まずは決勝トーナメント進出を目指さなければならない。そのためには、これまで指揮官がチームの絶対的中心に据えてきたエースの“目覚め”は不可欠だ。両者がこの4年間築いてきた信頼関係を結果に結びつけるためにも、明日のコスタリカ戦は重要な試運転となる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
※ワールドカップ期間中、サッカーマガジンゾーンウェブが記事内で扱うシーンやデータの一部はFIFAワールドカップ?公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』で確認できます。
詳しくは、「LEGENDS STADIUM 2014 – FIFAワールドカップ公式動画」まで