韓国代表の司令塔キ・ソンヨン ウェストハムの誘い固辞、スウォンジー残留を決意
2012-13シーズンからスウォンジーで活躍、「移籍するつもりもない」と明かす
1月31日は欧州サッカー冬の移籍市場最終日ということもあり、日本代表DF長友佑都のインテルからガラタサライの期限付き移籍が秒読み段階に入るなど、刻一刻と状況が動いている。そのなかで韓国代表MFキ・ソンヨンはウェストハムからの誘いを断り、スウォンジー残留を決意したと英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
キ・ソンヨンは2012-13シーズンからスウォンジーに在籍し、1年間サンダーランドへのレンタル移籍があったが長年クラブの主力として活躍している。そのゲームメーカーに対して興味を示していたのは西ロンドンのクラブであるウェストハムだった。
ウェストハムは現在10位ながら降格圏の18位ストークと勝ち点4差ということもあって、今夏限りでスウォンジーとの契約が切れるキ・ソンヨンの補強を目論んでいた。ただキ・ソンヨンは現地時間30日に行われたアーセナル戦に3-1で勝利した後、このように話したという。
「僕はここに留まりたいと思っている。またスウォンジーが残留を望んでいるのなら、僕はこのチームを残留させるために手助けする。チームを出ていくつもりはないし、移籍するつもりもない」
スウォンジーは現時点でストークと同勝ち点差の17位と苦戦を強いられている。それでもキ・ソンヨンは「自分は僕らのチームよりもウェストハムが勝っているとは思わない。降格を阻止するために戦っているし、僕らは今のチームでプレーしたい」とチームへの忠誠を語った。6月にはロシア・ワールドカップ(W杯)が控えるなか、韓国代表の司令塔は残留で試合機会を得て、大舞台に臨む青写真を描いているようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images