PSGエメリ監督、CL王者レアル戦へ バルサ戦“史上最大の逆転負け”を糧に雪辱期す

CL16強でレアルと激突するPSG、エメリ監督の心に残る昨季バルサ戦の屈辱

 2月13日に再開されるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、決勝トーナメント1回戦で最注目カードとなるのは同14日のレアル・マドリード対パリ・サンジェルマン(PSG)であることは間違いないだろう。この戦いで屈辱を晴らすチャンスとなるのはPSGのウナイ・エメリ監督だ。スペイン紙「AS」は衛星放送局「BeIN SPORTS」のインタビューを引用する形で紹介。昨季バルセロナ戦での史上最大の逆転劇を振り返るとともに、レアル戦への展望を語っている。

 これまでバレンシア、セビージャなどの指揮官を務め戦術家として評価されてきたエメリ。2016年からPSGを率いているが「世界最高のチームとなることを会長と話しているし、CL王者になることを望んでいる」と野心を包み隠さない。その思いをへし折られたのは昨季の決勝トーナメント1回戦だった。

 ホームでの第1戦では指揮官が「壮大な4-0だった」と語る通り、バルサを機能不全に陥らせて4点差で勝利。この時点で勝敗は決まったかに見えたが、カンプ・ノウでの第2戦ではネイマールの八面六臂の活躍もあって1-6の大逆転負けを喫した。ピッチ内での劣勢に対応できなかったエメリには大きな批判が集まることになった。その当時の状況を指揮官は「私にとって、とてもネガティブなものであったけど、それはポジティブなものとせざるを得ない」と語り、次のように続けている。

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