アトレチコFWトーレス、33歳の悲壮な覚悟吐露 「自分にとって最後のゴールかも…」
今季リーグ戦3回目の先発出場となったラス・パルマス戦でゴールを記録
“神の子”としてスペインで愛されるストライカー、アトレチコ・マドリードFWフェルナンド・トーレス。今年3月で34歳を迎えるベテランは今もなお存在感を放っているが、自身の年齢や境遇もあってか、「このクラブでプレーする全ての試合は、自分にとって最後のゴールになるかもしれない」と覚悟を持って戦っているという。スペイン紙「AS」が伝えている。
トーレスがきらめきを見せたのは、現地時間28日のリーガ・エスパニョーラ第21節ラス・パルマス戦でのこと。エースのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのゴールで先制したアトレチコは、後半28分に味方のパスを受けたトーレスが正対するマーカーをドリブルでかわし、豪快に右足を振り抜いて追加点をゲット。3-0の勝利に貢献した。
リーグ戦今季2点目は全盛期を思わせるかのような一撃となったが、トーレスの境遇はかつてとは違う。「僕はリーガのスターティングラインアップ(先発)に入ったのは今季三度目だった。明らかに、それは僕が今まで慣れていたものと違う」とグリーズマン、フランス代表FWケビン・ガメイロらの台頭によって、序列が下がっていると痛感している。それゆえ、悲壮な決意を持ってプレーいることも明かした。