興味深い契約期間、本人も「願わくば…」

　興味深いのは契約期間だ。「象徴的な契約」と伝えられたジュリオ・セーザルとフラメンゴとの契約期間は4月8日に終了するリオ州選手権までのものとなっている。それは“引退への花道”と言ってもいいもののようだ。

「契約延長の可能性はない。僕の状況は3カ月間のプロジェクトで、カリオカ（リオデジャネイロの住民の意）での日々の後、僕は自分のキャリアを閉じることになる。願わくば3カ月間ファンとともに楽しんで、ハッピーエンドの章を閉じることができればと思っているよ」

　セレソンやインテルで一時代を築いたジュリオ・セーザル。古巣への恩返しを経て、GKグローブを脱ぐ日が近づいている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images