インテルで3冠の元ブラジル代表GK、古巣フラメンゴと異例の短期契約…引退の花道か
ジュリオ・セーザルがフラメンゴと4月8日まで契約、本人も「3カ月間のプロジェクト」
元ブラジル代表の38歳GKジュリオ・セーザルは、2000年代にクラブや代表で数々のビッグセーブを見せた名守護神として知られるが、古巣フラメンゴと異例の短期契約を結び、これが引退へのカウントダウンとなるようだ。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が伝えている。
ジュリオ・セーザルは所属していたインテルで2009-2010シーズンにセリエA、コパ・イタリア、UEFAチャンピオンズリーグの3冠制覇を最後方から支え、2011年から加入した日本代表DF長友佑都ともチームメートとしてプレーした。恵まれた体格からの俊敏な反応でワールドクラスの守護神という評価を手にし、ブラジル代表でも06年ドイツ大会、10年南アフリカ大会、そして14年の地元ブラジル大会と三度のW杯メンバーに選出された。
12年以降、ジュリオ・セーザルはクラブを転々とし、昨夏ベンフィカとの契約が切れて以降は未所属となっていた。そこで選んだのは母国の古巣であるフラメンゴだった。本人はこのようなコメントを残している。
「チャンピオンになったことで幸せをつかみ、そして素晴らしい形でキャリアを終わらせることができそうで嬉しい。もし今日、僕が誰なのかと問われれば、一人の男としてフラメンゴの一員でプレーできるということだ」
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