ベッカムが米国で夢の第一歩 新クラブ設立&2020年のMLS参入決定「ファンを巻き込む」
2万5000人収容の新スタジアムは2021年に完成を目指す
元イングランド代表MFの“貴公子”デビッド・ベッカム氏が、米MLS新クラブのオーナーとして2020年に参戦する権利を得たことが、同リーグの公式サイトで発表された。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は特集でセレモニーの様子をレポートしている。
ベッカム氏は4年前から米フロリダ州マイアミに新クラブを立ち上げる構想を明らかにしていたが、投資家の不足やスタジアム建設地の問題でこれまで実現せず。しかし今回、ソフトバンクグループの創業者である孫正義CEOなどが共同オーナーに名を連ね、新スタジアムは2万5000人収容で2021年の完成を目指すことが発表されている。
2007年にMLSのロサンゼルス・ギャラクシーに加入したベッカム氏は、契約時に新クラブでの参入権利と、保証金が減額になるオプションを盛り込んでいたとされる。一方で、新クラブのチーム名やロゴ、選手、スタッフはまだ何も決まっていない状態にあり、ベッカム氏は「最初の一日からファンを巻き込みたい」とコメント。地域に寄り添いながら2年後のシーズン参戦に向けて急ピッチでチームを作り上げる方針を明らかにしている。
MLSのドン・ガーバー・コミッショナーは、スタジアム完成までは代替地でのプレーを可能にする許可を与えているという。ベッカム氏がアメリカで踏み出した夢の第一歩、今後の展開からも目が離せない。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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