アンチェロッティ監督の“プランB” S・ラモスを前線でも起用

「彼が一番好きなポジション」

 レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、さらなる奇策を用意しているという。UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝アトレチコ・マドリードとの第2戦でスペイン代表DFセルヒオ・ラモスを中盤で抜てきする大胆な采配で勝利をつかんだ。だが、イタリア人指揮官は、S・ラモスをFWで起用する衝撃プランを持っていることも明らかにした。スペイン地元紙「AS」は報じている。
 イタリア人指揮官は、セルタ戦を控えた記者会見で、ラモスの中盤起用について改めて質問を受けた。今季8度目となったダービーでの初勝利の一因となった采配をこう振り返った。
ラモスをあのポジションで起用したことは勝つために正しい決定だったと思う。彼は多大な貢献をし、それが結果となった。私だけではなく、全員にとってもテストだった」
 さらに、アンチェロッティ監督の元には「もう一度、中盤で起用するのか?」という質問も届いた。
「もちろんだ。私は彼にこう約束している。そのうちフォワードで起用すると、ね。彼が一番好きなポジションなんだ。どんなポジションでもプレーできる。だが、中盤起用は1試合に関する決定事項。明日は最終ラインに戻るよ」
 指揮官は攻撃を愛し、決定力も高いラモスに対し、いずれ前線で起用すると約束していたエピソードを披露した。そこには強い信頼関係がにじんだ。
【了】
サッカーマガジンゾ ーンウェブ編集 部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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