オーバメヤン、アーセナル移籍で合意 ドルトムントは後任FWに大迫の“元相棒”獲得か
昨季得点王は約88億円で交渉成立へ 後任にシュテーガー監督の元教え子モデスト浮上
去就が注目されていたドルトムントのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンはアーセナルへの移籍でついに合意に達した。ドイツ紙「ルールナハリヒテン」によれば移籍金は6500万ユーロ(約88億円)程度になる見込みだという。そして、エースを失うドルトムントは、後釜としてペーター・シュテーガー監督のケルン時代の元教え子が浮上しているという。
これまでアーセナルはオーバメヤン獲得に向けて2度のオファーを提示していたとされるが、いずれもドルトムントが固辞。移籍金が要求額に満たず、交渉は平行線をたどっていた。
フランス代表FWオリビエ・ジルーを含めた取引も噂されていたなかで、アーセナルは88億円の移籍金を支払うことを決断したようだ。得点源のチリ代表FWアレクシス・サンチェスを放出した前線の新たな要として、ブンデスリーガ得点王を迎えることになりそうだ。
一方のドルトムントはオーバメヤンの代役として、シュテーガー監督がケルン時代に指導したフランス人FWアントニー・モデストの獲得に動いているという。日本代表FW大迫勇也と強力2トップを組み、2016-17シーズンには25得点を挙げる活躍を見せた。
モデストは今季、中国超級リーグの天津権健へ移籍したが、後半戦での巻き返しを図るドルトムントにとって、点取り屋の確保は最重要ポイントと言える。移籍市場は閉幕まで残りわずかとなったなか、恩師の呼びかけでブンデスへの電撃復帰は実現するだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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