マンチェスター・シティは25日、ホームでアストン・ビラと対戦し、3-2で勝利を挙げた。マヌエル・ペジェグリーニ監督は、その試合後、リーグ2連勝に安堵(あんど)し、チーム一丸となった白星に声を弾ませた。クラブ公式サイトが指揮官のコメントを伝えている。 序盤戦はチェルシーとの優勝争いを演じていたが、年明けから大失速。4位まで順位を落とし、現在は5位リバプールとUEFAチャンピオンズリーグ出場権を争っていた。 勝利が最重要課題とされたアストン・ビラ戦は、点の取り合いとなった。 前半3分、FWセルヒオ・アグエロが早々に先制点を 決め、同21分にはDFアレクサンダル・コラロフが追加点を挙げる。マンCは試合を優位に進めていたが、後半は一転。同23分、40分と立て続けに失点を許し、試合は振り出しに戻ってしまう。同44分にMFフェルナンジーニョが値千金の決勝弾を沈めた。劣勢を強いられる時間が続くなど、薄氷を踏む思いで勝利を収めた。 試合後、指揮官は「この勝利がラッキーだったとは思っていない」と語り、運に恵まれた試合ではなかったことを強調してこう続けた。 「確かに我々は良いプレーができず、アストン・ビラのパフォーマンスは良かった。しかし、それは支配率に関してだ。決定機を多くつくられたとは思っていない。ただ、今日、勝ち点3を取れたことが重要なのは間違いない」 5位リバプールがWBA に引き分けたことで勝ち点差を9に広げ、暫定ながら2位に浮上した。ペジェグリーニ監督は「明日のユナイテッドとアーセナルの結果を見てみよう」と発言しており、トップ4以上の着地を虎視眈々(たんたん)と狙っていた。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集 部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images