モンペリエ戦で記録達成、クラブが5分32秒のスペシャル映像を公開

　パリ・サンジェルマン（PSG）のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニは、現地時間27日に行われたリーグ・アン第23節のモンペリエ戦（4-0）で、前半11分に先制点をマーク。これがPSGでの公式戦通算157ゴールとなり、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ（マンチェスター・ユナイテッド）の持つ156ゴールを抜いて、クラブ史上最多得点者となった。

　本拠地パルク・デ・プランスに詰めかけた4万7379人の観衆が、歴史的瞬間を目撃し歓喜に沸いた。前半11分、センターサークル内からブラジル代表DFチアゴ・シウバが左サイドへロングフィードを送り、ブラジル代表FWネイマールがフリーで受けて相手DFと対峙。次の瞬間、前方のペナルティーエリア内をフランス代表MFアドリアン・ラビオが縦に走ると、ネイマールからの優しいパスをダイレクトでグラウンダークロス、最後はゴール正面で完璧なポジションを取っていたカバーニが左足で合わせた。

　メモリアルな一撃を決めて重圧をはねのけたカバーニは、歓喜を爆発させるゴール裏スタンドへと駆け寄りユニフォームを投げ入れる。チームメイトが次々と駆け寄って希代の名ストライカーを祝福。今季序盤に“内紛騒動”も報じられたネイマールとも、熱い抱擁を交わした。

　“エル・マタドール”（闘牛士）の愛称で知られるカバーニは、イタリアのパレルモとナポリでの活躍を経て、2013年夏にPSGに加入。昨季は35ゴールを奪って初のリーグ・アン得点王に輝くなどゴールを量産し続けた。