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英代表の同僚が明かすルーニーの素顔 「今でもエバートンサポーター」
最も難しい一戦
エバートンのDFフィル・ジャギエルカは、元エースのFWウェイン・ルーニー(現マンチェスター・ユナイテッド)の複雑な心境を代弁した。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。
エバートンは26日、ホームでマンUとの対戦を控える。グディソン・パークで迎えるこの一戦は、ルーニーにとっては古巣への凱旋試合となる。
ルーニーはマンUで主将を務め、今季もリーグ12得点5アシストを記録。いまやクラブの象徴的な存在になっている。
その男も、かつてはトフィーズ(エバートンの愛称)躍進を支えた一人だった。幼いころからエバートンを応援し、そのチームのエースにまで上り詰めた。
だが、ルーニーは、2004年に2500万ポンド(約45億円)でマンUへと移籍した。そのため、いまだにエバートンサポーターからは罵声の対象となっている。
そのイングランド代表主将とも親しいジャギエルカは、ルーニーにとって敵地で迎えるエバートン戦が最も難しい試合になると考えているようだ。
しかし、その理由は、意外なモノだった。
「彼にとっては最も活躍するのに抵抗を感じるのはこのグディソン・パークだろうね。僕は彼とよく語り合うが、彼はどうすればエバートンがよくなるかを考えており、それを願っている。彼はいまだに正真正銘のエバートンサポーターなんだ。もちろん、彼は長い期間ユナイテッドでプレーしているし、キャ プテンも務めている。だが、彼は今でもエバートンを愛しているんだよ」
ルーニーは、愛する古巣に凱旋するたびに、複雑な感情が顔を出す。移籍から10年以上経った今もトフィーズへの思いは変わらないのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images