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コウチーニョ、バルサ初陣で“ダブルタッチ股抜き”披露 英紙「畏敬の念を抱かせた」
エスパニョール戦の後半途中から出場 最初の仕掛けで魅せてファウル誘発
今冬の移籍市場でバルセロナに加入したブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョは、現地時間25日に行われたスペイン国王杯準々決勝エスパニョールとの第2戦(2-0)で、待望の新天地デビューを果たした。後半23分にスペイン代表MFアンドレス・イニエスタに代わって出場し、直後に訪れた最初の仕掛けの場面で早速“股抜き”を披露。「バルセロナのファンに畏敬の念を抱かせた」と、称賛に値するデビュー戦だったと報じられている。
第1戦を0-1で落としていたバルサは、前半のうちにウルグアイ代表FWルイス・スアレス、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのゴールで、2戦合計2-1と逆転。その後も主導権を握り続けるバルサに、後半23分、待望の瞬間が訪れる。イニエスタに代わってコウチーニョが投入されると、観衆はスタンディングオベーションで迎え入れた。太ももの怪我でデビューが遅れたものの、左サイドに入ったコウチーニョは出場直後からエンジン全開だった。
そして数回ボールにタッチした後の同25分に、見せ場が訪れる。バルサは自陣右サイドの深い位置でパスをつなぎながらエスパニョールの陣形を広げると、タッチライン際のスペイン代表MFセルジ・ロベルトから中央のスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツを経由し、センターサークル内にいたメッシに縦パスが通る。メッシが前を向いてドリブルを始めると攻撃はスピードアップ。左サイドのスペースに流れたコウチーニョは、ゴールから約30メートルの地点でパスを受けると、エスパニョールのスペイン人DFビクトール・サンチェスと対峙した。
バルサの14番を背負い、公式戦で初めて迎えた仕掛けの場面で、コウチーニョは右足、左足と“ダブルタッチ”での股抜きを選択。ボールが少し長くなり、またサンチェスからファウルを受けて倒されたことから美技成功とはならなかったが、最初のプレーで観る者に大きなインパクトを与えたようだ。