“平成の怪物”平山相太が引退、元同僚や元代表戦士たちから労いと惜しむ声「寂しいね」

昨季限りでの現役引退を発表、13年のプロ生活に幕 理由は「度重なる怪我」と説明

 J1ベガルタ仙台は26日、元日本代表FW平山相太が昨季限りで現役を引退すると発表した。昨季FC東京から仙台へ移籍した32歳のストライカーがスパイクを脱ぐ決断を下し、かつての同僚や元日本代表MFから労いのメッセージとともに、引退を惜しむ声が届いている。

 平山は190センチと大柄ながら足元の技術も備えたストライカーとして国見高校時代から注目を集め、高校サッカー選手権大会では史上初の2年連続得点王に輝くなど「怪物」と評された。筑波大を経て2005年にオランダ1部ヘラクレスでプレー。2006年にFC東京へ移籍し、11シーズン在籍した。昨季仙台へ完全移籍を果たしたが未出場に終わっていた。

 平山は公式サイトを通じて「度重なるけがのため、現役から退き、引退することを決断いたしました」(原文まま)と理由を説明。「開幕前の大事な時期にクラブに迷惑を掛けてしまうことを申し訳なく思っています」と謝罪した一方、古巣のFC東京について「自分の家のような感覚を持っています」と明かし、「喜び、楽しさ、悔しさ、悲しみ、たくさんの思い出があります」と振り返っている。

 13年のプロ生活を終えた平山に対して、ツイッター上で切磋琢磨を続けてきた仲間からメッセージが続々と届いている。

 FC東京で長年共闘したDF森重真人は「平山相太選手の引退。本当に残念ですが13年間お疲れ様でした。こんなにも頼もしいFWはいなかったです。同じチームで戦えた事に感謝です」と思いを記した。

 平山と同じ1985年生まれで、昨季は仙台でともにプレーしたDF増嶋竜也は「相太の引退は寂しいね」とぽつり。「去年一年間リハビリをがんばってる姿を近くで見ていたから、ピッチで頑張ってる姿をもう一度見たかった。相太は本当に悔しいと思う。現役生活お疲れ様」と労った。

 

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