レアル解任危機に直面するジダン監督 現地紙が「7つの大罪」を特集…名将の失策とは?

優先順位決定の失敗と信頼の欠如

「優先順位決定の失敗」が6つ目の大罪だ。「リーガ優勝はノーチャンス」と、記事ではレアルのリーグ連覇の確率をゼロと断言。「カップ戦は、今季マドリードが優先するものだったが、ジダンはBチームに頼った。無謀だ」と酷評されている。

 7つ目の大罪は「信頼の欠如」だという。ジダン監督がCL・16強で激突するパリ・サンジェルマンの監督候補に浮上していることから、「ジダンは自分で墓穴を掘った」と批判されている。新守護神としてアスレチック・ビルバオGKケパ・アリザバラガの獲得で合意に達していたと報じられるなか、ジダン監督は新守護神の加入を固辞。「これはクラブの目に醜く映っている」と、クラブとの関係悪化につながったとされている。

 今季途中までマドリードメディアから神のように持ち上げられていたジダン監督だが、国王杯敗退を契機に、怒涛のバッシングを浴びている。“7つの大罪”を犯したとされる英雄はCL三連覇という前人未到の偉業で、名誉を挽回できるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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